ブログへの投稿をWordPressのエディタからVisual Studio Codeに乗り換えました。Visual Studio Codeで完結するのではなく、WordPressのエディタも用いながら、編集の段階を分けるようにします。二度手間になり煩わしいと思う反面、それに見合うメリットもあるのでそちらを本投稿で紹介したいと思います。
メリット
私の考えるメリットを影響の大きい順にあげると以下のようになります。
- セーブのしやすさ
- エディタの切り替えが怪しい
- エディタ自体の見易さ
- ショートカットの自由度が高い
- Snippetが使える
- ローカルにバックアップが作れる
- フォントがきれい
セーブのしやすさ
これが一番大きいです。ワードやエクセルを用いて文章を作っているとき、Ctrl+Sで上書き保存をする人が多いのではないでしょうか。私も癖のようにCtrl+Sでファイルの保存をしてしまいます。しかしWordPressのエディタでCtrl+Sを押してもセーブされません。代わりにHTMLをローカルに保存しようとします。これがものすごく煩わしいです。Ctrl+Sは保存と体に染みついてしまっています。プログラミングにも用いられるエディタであるVisual Studio Codeは当然Ctrl+Sで保存することができます。間違えて編集中の投稿画面のブラウザタブを閉じてしまってもう一度やり直しということもなくなります。
WordPressのエディタの切り替えが怪しい
下のトグルによりMarkdownエディタの切り替えを行い、そちらの画面で編集→保存しても反映されなかったり、Markdwonエディタに戻ってきたらMarkdownで書いた原稿がすべてHTMLになるようなことがありました。
Markdownエディタでない(普通のWordPressエディタ)でもMarkdownで記述することができますが、コピペができないなど少し書きづらい印象です。
WYSIWYG的に編集できるのは最終的な配置の微調整などにはいい感じです。
エディタ自体の見易さ
昨日の記事でも触れたように、エディタ自体が見やすいです。ミニマップによる全体の俯瞰や折りたたみ機能が使えます。あまり長い記事を書いていないのでまだそれほど恩恵は受けていませんが、今後長い記事を書いたときに見易さがかなり変わると思います。
ショートカットの自由度が高い・Snippetが使える
開発用に用いられるだけあってショートカットに登録できる操作の自由度がとても高く、条件もいろいろと設定できます。もともと登録されているショートカットの数もものすごいたくさんあります。Snippetは定型文などを記録しておき、繰り返し使うものです。自由度の高いコピペみたいなものです。これらについては情報量が多いので別の記事でまとめる予定です。
ローカルにバックアップが作れる
このブログはAWSのクラウド上に存在し、S3バケットにバックアップを取っていますが、万が一ハッキングにあった場合、手元に原稿が残っていれば復元することができます。
フォントがきれい
WP Githuber MDというプラグインを使っていてそれの影響かと思いますが、フォントが残念です。おすすめのプラグインなどありましたら教えてください。
デメリット
デメリットも2点挙げておきます。こちらも影響が大きい順です。
- 下書きと清書の二度手間になる
- 記述方法が微妙に違う
下書きと清書の二度手間になる
WordPressにアップロードする際に、どうしても画像ファイルも一緒にアップロードしなければなりません。その中で自動的にリサイズを行って元画像とのリンク付けをする機能が便利なので、これはWordPressのエディタの機能に頼ります。
記述方法が微妙に違う
特に煩わしいのは改行の仕様です。普通のMarkdownでは原稿で改行しても本文には適用されません。Visual Studio Codeの仕様はこの普通のMarkdownの仕様です。しかし、WordPressのエディタでMarkdownを改行すると本文も改行されます。そのほか、インデントとして認識される最小のスペースの数が異なりますが、私は4で統一しました。まだ見つけていない違いもあるかもしれません。
まとめ
完全にVisual Studio Codeのみではなく、Visual Studio Codeで下書きをしたのち、WordPressのエディタで清書するような形をとっています。煩わしさもありますが、自分の文章の二重チェックにもなり、それを上回るメリットもあるので、当分この方法でブログの更新を続けたいと思います。
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Markdown記法はこちらの参考文献で学びました。基礎からカバーされており、とりあえずこれを読んでおけばMarkdownの基本はばっちりでしょう。
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