Microsoft Whiteboard機能が追加されてからしばらく経ちましたが、ほとんど触っていなかったため少し動かしてみました。機能の中に開発でも使えそうなかんばんがあったのでその使い方を簡単に説明します。(セキュリティ上の心配から導入できない企業も多いかもしれませんが、)先進的で自由な会社であれば、リモートワークでも効果を発揮しそうですね。
この記事は2020/04/09現在のものです。Windows Ink ワークスペース周りはわりと頻繁に更新されるので、情報が古くなっている可能性があります。
Windowsのバージョンは以下です。
- Windows 10 Pro 1903
起動
画面右下のWindows Ink ワークスペース
からWhiteboardを選択します。Whiteboardが起動したら新しいホワイトボードの作成をクリックします。すると、真っ白なホワイトボードが表示されます。
かんばんの追加
画面下にあるツールバーからプラスマークを選択し、テンプレート(プレビュー)をクリック、右側に選択肢が表示されるので、かんばんを選びます。ホワイトボードにかんばんが追加されます。それぞれのかんばんやタイトルをドラッグアンドドロップすることで配置を変えることができます。
かんばんの編集
タイトルやタスクを入力することができます。タスクの移動はドラッグアンドドロップで可能です。タスクは手書きにも対応しています。
画面下のツールバーから手書き入力モードに切り替えると、手書きすることができます。タッチ操作にも対応しています。タスクの付箋の中に手書き文字を追加すると、自動的にグループ化されます。
Whiteboardの共有
左上のボタンから共有リンクを作成することができます。共有リンクが作成できたら、そのURLを知っている人に共有されます。細かい設定(編集権限の設定やラグによる使い勝手)は検証できていません。
いい点と悪い点
Whiteboardの機能はかんばんだけにとどまりません。その他の機能をもっと活用することによってさらに便利なツールとなるでしょう。
- 画像も簡単に添付できる(クリップボードにあればCtrl+Vで貼り付け可能です)
- 図形を書いたり表を書いたりが簡単(手書き文字を自動で変換してくれる機能があります。別記事予定)
- ワードやパワポとの連携(Officeを持っていないので検証できていませんが…)
- 画像ファイルとして出力できる(下図参照、切り取り範囲が謎ですが…)
Whiteboardはまだまだ更新されていくと思いますが、現時点ではまだまだ使いづらい印象です。以下に使いづらい点を箇条書きします。
- スクロールが面倒くさい(右クリックでつかめるようになればいいなぁ)
- なんかかんばんが横長(配置を変えてもタイトルが長い…)
- 手動でグループ化できない(移動や拡大縮小するときに困る)
- OneDrive抱き合わせ(バックアップを取っている様子、たまにエラーになったり…)
- メモの使用が付箋(Sticky Notes)と異なる(リスト使ったりしたい)
Windowsを使っている方は簡単に使ってみることができるので、ぜひ触ってみてください。