この記事ではマインクラフトとコードコネクションを用いて、プログラミングによって繰り返しブロックを配置する方法を紹介します。マインクラフトでプログラミングができるようになる環境構築については過去記事を参考にしてください。
コードコネクションを開き、新しいプロジェクトを作ります。適当に名前を付けましょう。私はplace_block_loop
という名前にしました。
繰り返し処理
左にあるループのタブから繰り返しのパネルを持ってきます。
ブロックを置くパネルも持ってきて、砂などの重力で落ちるブロックを選択し、(1, 5, 0)の地点に置くように設定しましょう。
忘れずに右下の再生ボタンを押し、マインクラフトのウィンドウに戻ってrun
コマンドを打ち込みましょう。
次の画像のように自分の目の前に砂が落ちてきたと思います。見つからない場合は周りを見渡してみてください。
ループによって、砂を置くという処理が4回繰り返されました。繰り返しの回数を多くすると、それだけ砂を置くことができます。
変数を用いた繰り返し
少し応用して、変数を使った繰り返しをしてみましょう。
上記の例では、繰り返しで毎回まったく同じ処理をしています。変数を用いればちょっとずつ違う処理を繰り返すことができます。
まず、左の変数タブを選択し、変数を追加するボタンを押しましょう。変数の名前はとりあえずa
としておきます。
変数の作成が完了したら、そこにあるパネルを全て取り出します。
ループのテストのために、プレイヤーのタブからメッセージを送信するパネルを取り出します。
下の構成を参考に、run
を入力したとき、aを0にする
処理を行った後に、メッセージaを送信する
処理とaを1だけ増やす
処理を4回繰り返します。a
は最初0で、メッセージに送信されるたび1,2,3と増えていきます。
実際に動かしてみましょう。0,1,2,3と表示されることが確認できたと思います。
メッセージ送信処理と変数を増やす処理の順番を変えると、1,2,3,4と表示されます。また、繰り返しの回数を変えると、その数までメッセージが送信されます。
これを使ってブロックを配置してみます。私は(a, -1, 0)のところにブロックを配置する処理を4回繰り返しました。a
の箇所を変えると配置の仕方を色々変えることができます。
応用:金ブロックの階段
変数とループを使って金ブロックで階段を作ってみます。階段を自分の足元(y座標が一つ低い所)から始めるために、計算のタブから引き算パネルを取り出してきます。
下の例のように、金ブロックを(a, a-1, 0)の地点に30回置くようにプログラムを組んでみましょう。
結果として、金ブロックの階段が出来上がると思います。
処理中にキャラクターを動かしてしまうと階段がずれるので、おとなしく止まっていましょう。